心不全と訪問看護|在宅療養と再入院予防を解説
2026/08/20
心不全で訪問看護は利用できる?
心不全は、一度治療を受けて退院しても、その後の体調や生活状況によって悪化し、入退院を繰り返すことがあります。
「退院したけれど、また息苦しくならないか心配」
「足のむくみが以前より強くなってきた」
「毎日体重を測るように言われたけれど、なぜ必要なの?」
「どのくらい動いていいのか分からない」
このような心不全の方の在宅療養を支えるサービスのひとつが訪問看護です。
神戸市中央区を拠点とする「あむKOBE訪問看護ステーション」でも、心不全の方への訪問看護・リハビリを行っています。
心不全で訪問看護は利用できます
心不全の方も、医師が訪問看護の必要性を認め、訪問看護指示書が交付されることで訪問看護を利用できます。
訪問看護を利用するタイミングは、状態が大きく悪化してからとは限りません。
退院後の体調管理、服薬管理、生活上の注意点の確認、リハビリなどを目的として、状態が安定している時期から利用することもあります。
心不全では、悪化の兆候をできるだけ早く見つけ、必要に応じて医師への相談や受診につなげることが重要です。
そのため、普段の生活を定期的に確認できる訪問看護は、在宅療養を続けるうえで重要な役割を担います。
心不全の方に訪問看護ができること
1.体重・むくみ・呼吸状態などを確認する
心不全では、身体に水分がたまることで体重が増えたり、足にむくみが出たり、息苦しさが強くなったりすることがあります。
訪問看護では、
体重
血圧
脈拍
SpO₂(酸素飽和度)
むくみ
呼吸状態
食事や水分摂取量
排尿状況
活動量
などを確認します。
大切なのは、単にその日の数値を見るだけではありません。
「いつもの体重と比べてどうなのか」
「以前より歩いたときに息切れするようになっていないか」
「最近、夜に横になると苦しくないか」
など、その方の普段の状態との違いを確認していきます。
2.心不全悪化のサインを早く見つける
心不全は、ある日突然悪化したように感じても、その前から少しずつ変化が現れていることがあります。
例えば、
数日で体重が増えてきた
足のむくみが強くなった
少し歩くだけで息切れする
夜間に息苦しくなる
食欲が低下している
身体がだるい
尿量が減った
などです。
ただし、どの症状をどの程度注意するべきかは、その方の病状や主治医からの指示によって異なります。
訪問看護師はこうした変化を確認し、必要に応じて主治医へ報告・相談し、早期の受診や治療につなげます。
なぜ心不全では毎日の体重測定が大切なの?
心不全で退院すると、「毎日体重を測ってください」と説明されることがあります。
体重は、身体に水分がたまってきていないかを確認するための大切な指標のひとつです。
重要なのは、単に「何kgあるか」ではなく、いつもの体重からどのように変化しているかを見ることです。
訪問看護では、体重測定を続けられているか確認するだけでなく、
「なぜ体重を測る必要があるのか」
「どんな変化があったら相談した方がいいのか」
をご本人やご家族と共有していきます。
測定すること自体が目的ではなく、体調の変化にご自身やご家族が気づけるようになることが大切です。
服薬管理も訪問看護の大切な役割です
心不全では複数の薬を服用している方も多く、毎日正しく服用することが大切です。
一方で高齢になると、
「朝の薬を飲んだか分からない」
「薬の種類が多くて管理できない」
「利尿薬を飲むとトイレが近くなるので、外出する日は飲みたくない」
など、生活上の事情から服薬が難しくなることもあります。
訪問看護では、単に「薬を飲んでください」と伝えるのではなく、実際の生活状況を確認しながら、できるだけ無理なく服薬を継続できる方法を考えます。
必要に応じて主治医や薬剤師、ケアマネジャーなどとも情報を共有します。
食事・塩分・水分について一緒に考えます
心不全では、病状によって塩分や水分について医師から指示が出ることがあります。
しかし、自宅で毎日の食事を続けていく中で、厳しい管理を続けることが負担になることもあります。
訪問看護では、主治医の指示を確認したうえで、
普段どんなものを食べているか
外食や惣菜をどの程度利用しているか
水分をどのくらい摂っているか
ご本人がどこまで自己管理できるか
など、実際の生活を見ながら一緒に考えていきます。
病気だけを見るのではなく、その方が実際に送っている生活の中で続けられる方法を考えることも在宅支援では重要です。
心不全でもリハビリはできる?
心不全だからといって、必ずしも安静にしていることが良いとは限りません。
状態に応じた身体活動や運動が必要になることもあります。
一方で、心不全の状態によっては運動量の調整が必要です。
訪問看護ステーションでは、理学療法士がご自宅を訪問し、
血圧や脈拍などを確認しながらの運動
歩行練習
筋力低下の予防
日常生活での活動量の確認
息切れや疲労の程度の確認
などを行うことがあります。
大切なのは、「たくさん運動すること」ではなく、その方の心臓の状態と生活に合った活動量を考えることです。
看護師と理学療法士が情報を共有しながら、医師の指示のもとで安全に在宅生活を続けられるよう支援します。
訪問看護が心不全の再入院予防にできること
心不全の在宅療養では、訪問看護師がすべてを管理することが目的ではありません。
ご本人やご家族が、
「いつもよりむくんでいる」
「体重が増えている」
「今日は息切れが強い」
などの変化に気づき、必要なときに相談できることが重要です。
訪問看護では、定期的な状態確認に加えて、ご本人やご家族が心不全と付き合いながら生活していくための方法を一緒に考えます。
そして状態に変化があった場合には、主治医、ケアマネジャー、薬剤師、リハビリ職などと連携します。
「悪くなってから病院へ行く」のではなく、悪化の兆候をできるだけ早く見つけること。
それが、心不全の方の在宅療養を支える訪問看護の重要な役割のひとつです。
心不全療養指導士が在籍しています
あむKOBE訪問看護ステーションには、心不全療養指導士の資格を持つスタッフが在籍しています。
心不全療養指導士は、心不全の発症や悪化を予防するために、患者さんの療養生活を支援する専門資格です。
心不全の在宅療養では、病院で説明された内容をそのまま実践することが難しい場面も少なくありません。
実際の生活環境を確認できる訪問看護だからこそ、
「この方ならどうすれば続けられるか」
という視点を大切にしながら支援しています。
神戸市で心不全の訪問看護・リハビリをお探しの方へ
あむKOBE訪問看護ステーションでは、心不全の方への訪問看護・訪問リハビリに対応しています。
看護師による体調管理、服薬管理、療養生活への支援に加え、理学療法士によるリハビリにも対応しています。
神戸市中央区・灘区・兵庫区・長田区を中心に訪問しています。
「退院後の生活が心配」
「最近むくみや息切れが増えてきた」
「入退院を繰り返している」
「自宅でどのくらい運動していいのか分からない」
など、心不全の在宅療養についてお困りのことがあればご相談ください。
ご本人・ご家族だけでなく、ケアマネジャーや医療機関など、支援に関わる方からのご相談にも対応しています。
サービスの詳細はこちら↓
