認知症の方の看護について⑤
2022/12/15
こんばんは、ashidaです
少し更新頻度が落ちてて反省💦
今日もユマニチュードのストーリーについてお話していきます!
*****
前回は「ケアの準備」まで解説いたしました。
続いては、
③思いの共有
です。
ケアの同意が得られたら、実際にケアに入っていきます。
この時、ユマニチュードの4つの柱である
「見る」「話す」「触れる」をできるだけ自然に、そして多用できるよう
意識することが必要です。
例えば、更衣をする際に
"服を脱ぐことに恥ずかしさを感じさせないよう、自然な日常の会話をしたり、
裸になるという無防備な状態でも安心できるように、腕を下から優しく支えたり"
"身体をじろじろ見るのではなく、目線を合わせて笑顔で声掛けをしたり"
することで、ケアを受け入れやすくなります。
続いて、
④感情の振り返り
です。
ケアが終わったら、そのケアが「良い出来事だった」という
ポジティブな感情を残すよう意識します。
認知症のかたは時間や出来事を忘れやすいですが、
「感情」については保たれやすいのです。
"お風呂気持ちよかったですね"
"更衣してさっぱりしましたね"
"お散歩楽しかったですね"
介助者の声でこのように伝えることで、ポジティブな記憶が残りやすいのです。
最期は
⑤再会の約束
ポジティブな声掛けが終わったら、必ず
「次の約束」をしましょう。
次回のケアまでに「心の準備」ができるよう配慮します。
声掛けだけでなく、メモを残すのも方法です。
以上がユマニチュードの4つの柱を使った、ケアの一連のストーリーです✨
慣れてくれば、自然とできるようになりますが
やはり、関係性が出来てくるまではこちらも緊張しますね💦
次回は、ユマニチュードケアを受けた方の変化についてお伝えします💛
管理者/看護師 ashida