認知症の方の看護について④
2022/12/06
こんにちは、ashidaです
今日はいよいよ「ユマニチュード」の4つの柱を軸とした
認知症ケアの一連のストーリーについてお話していきます。
ストーリーの流れは
①出会い
②ケアの準備
③思いの共有
④感情の振り返り
⑤再会の約束
です。
ではみなさん、女優になってくださいね
①出逢い
お部屋に入る前からもう、ストーリーは始まっています。
「◯◯さん、こんにちは。●●です。お部屋に入っても良いですか?」と
問いかけます。
間違っても、ドアをどんどん叩いたり、名乗らなかったり、返事がないのに
突然開けたりしないこと。
了承なしに入ってしまうと「プライバシーが守られていない」と不安になり、
落ち着かなくなるおそれがあります💦
事前に出会いを伝えること
が大切です。
②ケアの準備
よくありがちですが、前置きも早々にいきなりケアに入る介助者さんもいます。
相手のテンションや反応などを確認しないままケアをしようとすると
「強制的に何かをされる」恐怖心や抵抗が生まれることがあります。
たとえ毎回ルーティンのケアであっても、毎回必ず
「説明と同意」を得ること
が大切です。
これもあるあるですが、「ケアの拒否」をされることもありますよね。
そういった場合、何か理由があるから拒否されているので
無理に実施しようとしないのも重要です。
大切なのは、「なぜ拒否されるか」を考えることです。
介助者を信頼しきれないのか?
ケアのやり方に不快感があるのか?
体調が悪いのか?
認知症の利用者さんは、うまく症状を言葉にできないこともありますので
そのサインを読み取る必要があります。
長くなりますので続きは次回
管理者/看護師 ashida